
サバトラが姿を見せなくなってからもう1年が過ぎた。サバトラはマイルドとビターの父親で、まだチョコが我が家に来る前に外で餌をあげていた3匹の猫の中の1匹だ。
とても臆病で、始めはガラス越しでないと餌を食べている姿を見ることができなかったほど。
それがだんだんと懐いてきて、いつのまにか3匹の中で一番甘えるようになっていた。
しかし既にその頃から他の猫をいじめることが多かった。
発情期が近くなってきた頃、3匹の中で一番年下だったハンニャという猫を執拗に攻撃するようになり、とうとう敷地外へ追い出してしまった。
そして他の家の屋根で寝るようになったハンニャは道路を歩いている時に事故に会い、他界。
その後、残った兄貴分の茶トラとケンカが絶えなくなっていった。

今、去勢と避妊手術を終えた我が家の猫達を見ていると、サバトラも去勢手術をしておけばよかったのかもしれないと思う。しかし当時は外で生活してきた猫は自然のままが一番幸せなんじゃないかと思っていた。
自由に外を歩き回り、甘えたい時にだけ来て甘える。そんな生活が幸せなんじゃないかと。
それから1年ほどして茶トラは行方不明に。現在も姿を見ることはない。
サバトラは従順だったけれど他人には懐かず、また我が家に来る猫を受け入れてくれなかった。
餌をあげるだけでも抗議して鳴いたり、時には襲ったり。
チョコの頭に一部毛が白い部分があるのだが、それは初めて会わせた時にサバトラがチョコを押さえ込んで引っかき、怪我をさせた所で、そこからはもう白い毛しか生えてこない。
また、妊娠した白黒猫(前のブログはこちら)が餌を食べに来た時も、とうとう襲い掛かった。
それ以来、我が家では他の外猫に餌をあげることを控えるようになった。
サバトラがいなくなる半年ほど前のことだが、ケンカした時にシッポの付け根に怪我をして膿が溜まってしまった。元気がなかったので病院へ連れて行き、治療中は家の中で過ごさせたことがある。(その頃のブログはこちら)
思っていた以上に抵抗もせず大人しく過ごしてくれたけれど、完治して外に出た時のサバトラはとても生き生きしていて、やっぱり外で暮らした猫にとって家の中にいることは幸せではないのだろうと感じた。
その後チョコに発情期がやってきて、チョコはサバトラの子を身ごもる事に。(その頃のブログはこちら)
それから約1ヶ月後、我が家に3兄弟がやってきて、更に1ヶ月後にはチョコがサバトラの子を出産。とても忙しい日々が続いたけれど、同じようにサバトラを可愛がっていたつもりだった。
でも、撫でる手に別の猫のニオイを感じ取っていたに違いない。
その頃から我が家では人の出入りが多くなり、サバトラにとってはそれもストレスの1つだったように思う。
庭でくつろいでいると、見知らぬ人がやってくる。朝食や夕食を待っている時に他人がやってくると、鳴きながら何処かへ行ってしまうサバトラ。
発情期も多く、ひどく痩せて帰ってきては餌をがっついてすぐに戻っていく日々が続いた。撫でてあげても前ほど嬉しそうではなく、途中で何処かへ行ってしまった。
その頃は朝ゴハンを食べに来ないことが多かったのだが1年前の朝はちゃんと食べにやってきた。
「夕方も食べにおいで」と声をかけ、背中を撫でると毛づくろいを始めたサバトラ。
しばらく庭先にいたのだが、また何処かへ行ってしまった。それっきりサバトラは帰ってこない。
正直に言うとサバトラとの生活はいつもハッピーだった訳ではなく、どうしたらいいのかと悩む事も多かった。
でも精一杯甘えてくれること、こちらのことが好きだからこそヤキモチを焼いてくれるのだろうと、できるだけ愛情は注いだつもりだったけれどサバトラは出て行ってしまった。
可愛い所もいっぱいあった。
体の何処を触っても怒らなかったし、撫でてあげるとコロンと転がって嬉しそうだった。
夜に玄関を開けると、「ボク、ここにいるよ!待ってて!」とでもいうように敷地外からわざわざ走ってきたり。
他のメス猫とラブラブ中の時でさえ、一旦休憩して足元にやってきたこともあった。
先日、サバトラに柄がそっくりの猫を見かけた。
周りに見たことのない猫が4匹ほどいて、みんなで塀の上や道路に座ってくつろいでいた。
「サバトラ??」声を掛けてゆっくり近づき、振り向いた猫は片目がなかった。
びっくりして逃げ出す猫達。体のバランスがサバトラと違った。
サバトラはどこかで元気にしているのだろうか。

サバトラと一緒に過ごしたのは約2年。少しの間でも一緒にいてくれてありがとう、サバトラ。
外でサバトラを撫でていると、よくあちこち蚊にさされたな。
体を撫でると手が真っ黒になったことも今では懐しい。
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ありがとうございます。そうですね、きっと元気にやっていますよね。
甘えん坊だったサバトラはだんだん凛々しくなり、体型が立派だったせいかテリトリーのメスにもモテるようになっていました。
どこかで逞しく生きていてくれることを祈っています。
昨晩、家に猫が迷い込んできて困っています。というのも、その猫がメスでいつ発情するのやら・・・。
しかも、フィリピンというお国柄、避妊手術をやっている獣医さんはいないだろうと思っていたのですが、念のため検索してみたらこちらに辿り着きました。
不躾なお願いですが、どちらの病院で手術をされたのか教えていただけませんでしょうか?
どうぞよろしくお願いいたします。
こちらのページは最近チェックしておらず、承認&お返事が遅れまして申し訳ありません。
我が家でお世話になっているのはAnimal House(http://www.animalhouse.com.ph/)です。
避妊手術については手術前に血液検査があり、昔はそんなに高くなかった気がするのですが最近では1700ペソくらいかかりました。手術費用は1500ペソでした。
しかし抜糸までの1週間ほどは消毒したり、抗生物質を飲ませたりしなければならないので懐いていないと難しいかもしれません。
自分も昔、マニラでは野良猫を連れて病院に行く人などいないのではと心配しながら保護したばかりの猫を連れて病院へ行きましたが、ドクター達は嫌な顔もせず対応してくれました。
帰国時の手続きについては自分もまだきちんと調べていないのですが予防接種はもちろん、マイクロチップの装着も上記の病院で出来ると聞いています。
ただ、帰国の為の全ての手続きができるのかまではよく分かりませんのでご自身でお問い合わせをしていただいたほうがよいと思います。
しかし、残念ながら飼い主が現れてしまい、避妊手術の必要が・・・。
マイクロチップを入れれるのもありがたいです。
次に猫を買った時には是非!
本当にありがとうございました!